素材、機能、美しさを追及する
革新的テキスタイルの開発
ZOZOグループ初のテキスタイル開発に挑むプロジェクト。
株式会社 細尾ならびに東京大学大学院情報学環 筧康明研究室と共に取り組んだ「機能性と美を両立する新規テキスタイルの開発に関する共同研究」において、伝統工芸と先端素材およびインタラクション技術を組み合わせた作品が生み出された。
成果展示「Ambient Weaving ― 環境と織物」では、環境温度による色彩の変化、コンピュータ制御による有機ELの発光、紫外線照射による硬化などを用いた、5つの作品を公開。「環境情報を表現する織物」/「環境そのものが織り込まれた織物」のコンセプトを提案し、周囲の環境情報と織物を媒介し、機能と美を両立させた体験の拡張を試みた。
テキスタイルの機能面だけではなく意匠面にも目を向けて、素材、織りの技法、表現を多角的に連関させる形で発展させていくことで、スマートテキスタイルのさらなる普及を目指す。
織物を環境とのインタフェースとしてのアンビエントメディアと見立て、環境変化に呼応するように変化する布の表現や、環境に働きかけるように変化を生む布のありかたをプロトタイプを通じて提示する。