近年、3Dテクノロジーの進化にともない、物理的な制約にとらわれず自由に楽しめるデジタルファッションへの注目度が高まっており、市場規模も急拡大が予想されています。また、デジタルファッションアイテムの生産は実際の衣服と比較し、CO2の排出量が97%少ないといわれていることから、サステナビリティの観点からも注目を集めています。
そうしたなか、当社の3D・AIを活用したバーチャルファッションプロジェクト「Project Drip」で制作したデジタルファッションアイテムに多くの購入希望が寄せられたことから、デジタルファッションブランド「REVINAL」を立ち上げ、販売することとなったのがこのプロジェクト。
DRESSXやZEPETOといったプラットフォームでの販売を通してデジタルファッションアイテムのニーズや可能性を探り、より多くの人がファッションを楽しめる世界の創造を目指します。
ブランド名の「REVINAL」は、「REAL(現実)」「VIRTUAL(仮想)」「LIMINAL(境界)」「REVIVAL(再生)」といったワードを由来としており、新しいリアルを交差・融合させ価値観と伝統が共存するブランド。現実空間におけるファッションの制約から逸脱し、バーチャルとながら、すべての人が自由にファッションを楽しみ、自己表現できる新たな未来を創造したいという想いを込めています。
「DRESSX」は、ユーザーが着用したいデジタルファッションアイテムを選択・購入し、着用させたい自身の写真を送付後24時間以内に、購入したアイテムを着用した自身の写真を入手できるプラットフォーム。
「REVINAL」のアイテムの特徴は、テクスチャー(質感)の表現力の豊かさのほか、既存の洋服の概念にとらわれないデザインのユニークさ、仮想性の特性を活かした高品質な素材等。また、デジタルならではの自由度の高さを活かしつつも「サイジング・カッティング・カラーリング」のバランスを取り、実際に現実世界で制作しても着用可能なデザインで、写真と組み合わせても違和感の少ないように仕上げています。
「ZEPETO」は、スマートフォンで簡単に3Dアバターを作成して遊べるアプリで、Z世代やアルファ世代を中心に、全世界で4億6,000万人を超えるユーザーが参加しているアジア最大規模のアバターベースのソーシャルプラットフォーム。自分好みのアイテムでアバターを自由にカスタマイズしたり5万6,000個にも及ぶワールドで遊んだりと、ユーザー同士でコミュニケーションをとることが可能。
近年、技術の進展とサービスの開発によって、多くの方がSNSやゲーム空間での体験やユーザー同士の交流などを楽しんでいます。特に若年層を中心に、これらのプラットフォーム上でのコミュニケーションが活発化しており、デジタル空間では、ユーザー本人の代理となるキャラクターやアイコンである「アバター」にデジタルファッションを着用させることも、楽しみのひとつとなっています。
ZEPETOでは「REVINAL」の計10点のアバターが着用できるアイテムを新しく制作し、ZEPETOで販売(※現在は販売終了)。ZEPETOでの販売を通じて、Z世代やアルファ世代のデジタルファッションアイテムのニーズや、コミュニケーション手段のひとつとしての可能性を探り、より多くの人がファッションを楽しめる世界の創造を目指します。