Project Foil
Ambient Weaving Collection
―― 環境と織物(2023)
東京・丸の内「HaNT」にて、新作6点を一般初公開
東京・丸の内にある、丸の内エリアの就業者や来街者、国内外の旅行者に向けて、東京と日本の魅力を発信するツーリスト・コミュニケーション・センター「Have a Nice Tokyo!」にて展示を行いました。
本展示では海外展示会で注目を集めた「STARTS Prize 2022」栄誉賞受賞作品のうち2作品に加え、国内外で一般初公開となる、研究開発のプロトタイプシリーズWoven Prototypes(WP)の6作品を含む、計8作品が展示されました。Woven Prototypesの作品からは、カーボン製の素材を織り込むことで梁構造を内包することで様々な形状に組み立て可能な「WP004 <Pillars>」や、緯糸の有機EL箔と経糸の導電糸を正確に織り込むことでドットマトリックス状に発光するテキスタイルディスプレイ「WP007 <Pixels>」といった、新たな技術要素を盛り込んだプロトタイプを提示しました。
展示概要
展示名
Ambient Weaving Collection --環境と織物
会場
Have a Nice Tokyo!
会期
2023年8月1日(TUE)– 2023年8月7日(MON)
主催
東京大学筧康明研究室、株式会社 細尾、株式会社ZOZO NEXT、三菱地所株式会社
研究開発
株式会社 細尾・東京大学筧康明研究室・株式会社ZOZO NEXT
展示作品一覧
WP001 <Sounds>
緯糸の箔から音を鳴らすことができる織物
WP002 <Optical Unveil>
入射光と鑑賞者の位置によって見え方が変化する織物
WP003 <Layers>
2枚の織物が重なった状態で光が透過すると呈色する織物
WP004 <Pillars>
1枚の布から立体形状に変形可能な織物
WP006 <Iridescence>
織物の表面と影が異なる様態を示す織物
WP007 <Pixels>
ドットマトリックス状に発光する織物
Wave of Warmth
周辺環境の温度に応じて呈色する織物
Drifting Colors
糸の中を染料が移動する織物